エフエム東京とパイオニアは2019年1月22日、エフエム東京が提供しているラジオアプリ「WIZ RADIO」を利用して、ユーザーのドライブ行動特性に合った音声広告を配信するサービス「ドライブ行動特化型デジタル音声広告」を開発したと発表した。
WIZ RADIOは、全国のFM局のラジオ番組をエリアフリー・無料で楽しめるラジオアプリである。まずパイオニアがカーナビゲーションで培ってきたプローブ情報解析技術を用いて、「WIZ RADIO」のログデータからドライブ行動を抽出し、その頻度や曜日、時間などの行動特性を解析する。その解析データを基に、個々のドライブ行動特性に合った音声広告を最適なタイミングで配信することが可能になるという。
両社は、19年2月から「ドライブ行動特化型デジタル音声広告」の試験配信を行う予定。
将来的には、パイオニアが地図データおよびプローブ情報を元に解析・蓄積してきた「行動傾向データ」を同サービスに紐付けることで、ログデータやウェブアクセス履歴では補足できない地点属性情報まで考慮し、行動を先読みするなど、より高度なデータドリブンマーケティングが可能になるという。
(日経 xTECH/日経ニューメディア 田中正晴)
[日経 xTECH 2019年1月22日掲載]