電子看板で防災情報 デサンなど開発

2019/1/23 0:00
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大型車両向け塗装を主力とするデサン(さいたま市)とソフトウエア開発のビットマイスター(同市)は、電子看板(デジタルサイネージ)を使った防災情報発信システムを開発した。地震などの緊急時に災害情報を表示する画面に切り替えることができる。災害時に情報を得ることが難しい外国人向けに、多言語で発信できるという。

災害時は音声やパトランプで注意を促す(さいたま市での実証実験)

普段は広告や施設案内に使うデジタルサイネージに専用装置を取り付けると、緊急時に地震速報や近隣の避難場所などを表示する画面に切り替わる。画面だけでなく、音声や上部に取り付けたパトランプで注意を促す。既存のデジタルサイネージに装置を後付けできるのが特徴で、導入コストを抑えられるという。

ラグビーワールドカップや東京五輪を見据えて、英語や中国語など多言語で発信できるようにした。デサンの藤池一誠社長は「街中の電子看板を通じて災害情報を発信し、情報を取得しにくい訪日外国人の避難誘導にもつなげたい」と話す。

埼玉りそな銀行の協力を得て、同行の北浦和西口支店で17日に実証実験した。システム動作を確認したほか、店舗内外にいた人から意見を聞いた。「外国語情報をもっと見やすくしてほしい」などの声を参考に改良する予定。地域のお店を紹介したり、子どもが遊びながら防災を学べたりするなど、災害時以外の表示コンテンツも充実させる。

システムはデサンなどが参画する「埼玉大学産学官連携協議会 防災ビジネス研究会」の活動の一環で開発した。実証実験はさいたま市の補助金を活用した。

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