千葉県の起業家大賞 鴨川・農業の苗目受賞
千葉県は22日、県内の起業支援を目的とした「ちば起業家大交流会」を幕張メッセ(千葉市)で開いた。優れたビジネスプランを表彰するコンテストにベンチャー企業5社が登場し、鴨川市で無農薬のエディブルフラワー(食用花)の生産を手がける苗目(鴨川市)が大賞を受賞した。

苗目は耕作放棄地や里山を有効活用した農業を実践している。消費地に近い立地を生かし、鮮度を保ったまま届けられる千葉県ならではの農業を提案し、高評価を得た。
苗目の井上隆太郎社長は「今後、事業を発展させ、千葉や鴨川のためになるよう頑張りたい」と述べた。
優秀賞には、音声認識や人工知能(AI)を使った救急医療サービスを提案したSmart119(千葉市)、スマートフォンなどのモバイルバッテリーのシェアリングサービスを提案したオーロラ(東京・荒川)の2社が選ばれた。