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決済ウォーズ 中堅・中小開拓に勝機あり

ヘイ・佐藤裕介社長 後編(日経STARTUP X)

QRコード決済の台頭で、小売業やサービス業をめぐるキャッシュレス決済サービスの競争が激しくなっている。hey(ヘイ、東京・渋谷)傘下のコイニー(同)はこれまで中堅・中小の業者を主要ターゲットに、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末を利用できる自社サービスの導入を進めてきた。大手流通業との連携で勢力拡大をもくろむ同業者の動きが目立つなかで、いかに勝機をつかもうとしているのか。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」で、heyの佐藤裕介社長とコイニーの佐俣奈緒子社長が戦略を語った。

ヘイは2018年2月、決済サービスのコイニーとEC(電子商取引)サイト開設支援のブラケット(現ストアーズ・ドット・ジェーピー)が経営統合して誕生した。現在、ヘイは両社の株式を100%保有する親会社だ。統合のきっかけは佐藤社長のツイッターでのつぶやき。「両社と一緒になって経営したい」との書き込みが端緒となって、もともと親交のあった3社の経営陣の間で話が進んだという。佐俣社長は「事業領域が広がるなかで、経験豊富な佐藤氏が加わることが強みになると考えた」と話す。

佐藤裕介(さとう・ゆうすけ) 1984年生まれ。2007年関西学院大卒。在学中にEC事業を起業。08年にグーグル日本法人入社。同社退職後、11年にフリークアウト創業に参画、12年にはイグニス取締役に。17年にフリークアウト・ホールディングス社長。18年、経営統合したコイニーとブラケットを子会社とするヘイの社長に就任

統合後もコイニー、ストアーズの両社は中堅・中小の業者を支援するスタンスを変えない方針だ。決済サービスの分野ではQRコード決済を主力とする同業者が成長スピードを重視して大手流通業との連携を進めているが、佐藤社長は中堅・中小業者のボリュームは大きく、顧客の開拓余地が十分にあるとみる。

数多くの決済手段がある日本では、それらを一つの端末で処理できるサービスへのニーズが中堅・中小業者の間では大きいと佐藤社長は話す。いずれは他のQRコード決済会社とも連携し、ワンストップの利便性を高める戦略も検討している。

(2018年12月12日収録)

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