2019年6月18日(火)

90カ国・地域CEO「世界経済減速」30%、1年で6倍に

2019/1/22 5:42
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【ダボス(スイス東部)=細川倫太郎】世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の開幕を前に、大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は21日、世界の主要企業の最高経営責任者(CEO)を対象にした経営調査を発表した。今後1年間で「世界経済は減速する」と答えた人は30%と1年前に比べ6倍に増えた。米中の貿易戦争などが経営者心理を急速に冷やしている。

制御不可能なリスクが増えているとモリッツ会長は指摘する(21日、スイス東部のダボス)

調査は2018年9月から10月に実施し、90カ国・地域超の1400人近くのCEOから回答を得た。

ほぼ全地域のCEOが売り上げの見通しについて悲観的な見方に変化し、自信を失っている。世界経済の先行きに楽観的なCEOが57%と倍増した昨年とは対照的だ。特に北米で楽観的な見方をする割合は63%から37%まで低下した。「財政政策の息切れや、貿易をめぐる緊張感が不安を増幅させている」(PwC)という。

自国外で重要な市場については、18年に続き米国が1位、中国が2位。ただ、3位に「分からない」との回答が入った。経営環境の不透明感を背景に投資先を決めきれない経営者が増えている。経済成長が続くインドは5位と注目度が高い。

成長の脅威に関する問いでは「貿易摩擦」「不透明な政策」「保護主義」などを挙げる回答が目立った。同日、ダボスで記者会見したPwCのモリッツ会長は「経営者が制御不能なリスクが増えている」と述べた。

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