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英首相、EU離脱案修正の意向 アイルランド問題巡り

【ロンドン=中島裕介】英国のメイ首相は21日の英議会で、欧州連合(EU)からの離脱に向けた代替案として、議会からの反発が強いアイルランドの国境問題への対応策の修正を検討する方針を表明した。だが具体的な修正内容は示さなかった。メイ首相はEUとも協議し、具体策を詰める方針だが、EUと議会の双方を納得させる案ができるかは見通せない。

代替案は29日に議会で採決する予定だ。

アイルランド島の国境管理を厳格にすれば北アイルランドを巡り、テロが相次いだかつての紛争のような衝突が再発することもあり得る。

15日の下院採決では与党の造反も含め230票差の大差で、英・EUで合意した離脱案が否決された。特に不評だったのが陸続きの英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの間で、厳しい国境管理が復活しないようにする策だ。離脱案には具体策が見つかるまで英国全土を関税同盟に残す「安全策」が盛り込まれた。これに強硬離脱派を中心に「永久にEUルールに縛られ続ける」との反発が強かった。

メイ政権はアイルランド問題に代替案が示せれば、与党内の反対派を翻意させられると判断。EUルールに縛られ続ける「安全策」の修正を検討する意向を示した。

ただメイ首相はこれまでも安全策の発動を1年に限るなどの修正を求めながら、EUを説得できていない。新味が薄く、実現性も不透明な代替案で事態が打開できるかどうかは不透明だ。

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