2019年4月23日(火)

中国広東省「ゲノム編集で双子誕生」確認 新華社報道

2019/1/21 21:50
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【広州=川上尚志】中国の南方科技大(広東省深圳市)の賀建奎副教授がゲノム編集技術を使って双子を誕生させたと主張していた問題で、広東省の調査チームが実際に双子の女児が誕生していることを確認したほか、別の女性1人も同じ技術を使って妊娠中であることが分かった。中国国営の新華社通信が21日報じた。実験は中国の法律に違反しており、厳正に処罰されるとしている。

中国の賀副教授が人の受精卵にゲノム編集を施して双子を誕生させたと主張し、世界の研究者から反発を招いた=AP

実験は、エイズにかかった父のウイルスが子に感染しないよう遺伝子に手を加えたもの。調査チームによると、賀副教授は2017年3月から18年11月にかけ、7組のカップルの受精卵にゲノム編集技術を用い、うち2人を妊娠させた。賀副教授が18年11月に実験について発表した後、「倫理上問題がある」などと批判が広がり、広東省が調査チームを設けていた。

中国でも生殖目的でヒトの遺伝子に手を加えることは禁じられている。新華社によると調査チームは、実験の実施に必要な倫理審査書と呼ばれる書類が偽造されていたことも確認した。調査はまだ初期段階だが、責任者は「実験は個人の名声のため実施されていた。法律や規則に基づき厳正に処罰されるだろう」と話しているという。

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