三菱UFJ銀の中村副頭取「事業承継、グループ一体で力」
(2019年展望)

2019/1/21 20:27
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「2019年のキャッチフレーズは『MUFG×イノベーション』だ。18年は商業銀行と信託銀行、証券会社が一体となって顧客に提案する体制が整った。19年は三菱UFJグループの構造改革を加速させ、もっと企業の役に立つように動いていきたい」

三菱UFJ銀行の中村昭彦副頭取(中部駐在)

「その柱となるのが事業承継だ。事業承継では、株式の移転が大きなテーマで、関連の貸出金は年間1000億円程度にのぼる。解決策としてM&A(合併・買収)や上場を考えるケースもある。株式を売ったオーナーには巨額の資金運用のニーズも生まれる。こうした需要に信託や証券を含めたグループ一体で応えていきたい」

「19年2月には物流をテーマにした商談会を三菱UFJ銀として初めて名古屋で開く。企業の多くは人手不足に悩んでいる。物流を高度化・効率化できれば大きな助けになると思う。名古屋大学など6大学と連携し、IoTなど情報をテーマにした技術説明会も開く。次世代産業の種となる『シーズ』を紹介する内容で、取引先企業に役立ててもらいたい」

「19年も貸出金利は反転しにくいだろう。地域金融機関に金利では勝てなくなっているので、貸出金だけで戦うのはやめた。グループ一体となって融資だけではないソリューションを提供することで企業の役に立っていきたい」

「東海経済の成長は19年も基本的には続くと思う。とはいえ、世界中にマイナス要因はある。例えば、米国と中国の関税競争があるし、日米の間では物品貿易協定(TAG)の交渉も本格化していく。こうした海外要因に左右される可能性はある」(聞き手は横田祐介)

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