2019年2月20日(水)

富山のスーパー「サンコー」、バロー傘下に 再編進む

小売り・外食
北陸
2019/1/22 6:00
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富山の地場スーパー、三幸(富山県高岡市)がバローホールディングスの傘下に入る。バローが21日、三幸の発行済み株式の8割を取得し連結子会社とすることで合意した、と発表した。これによりバロー傘下の富山県内の店舗は14から22に拡大する。同県ではアルビスがオレンジマート(富山市)を買収するなど流通再編が加速している。

三幸は富山県内に8店舗を持つ(富山県高岡市)

バローは2月28日付で三幸の土田一清社長などが保有する同社株式81.6%を取得する。取得予定額は公表していない。バロー傘下入り後も土田社長は続投し、「サンコー」の店舗ブランドも継続する。一方、アルビスが保有する三幸株9.1%の取り扱いについては「未定」としている。

バローでは同社の店舗網にサンコー8店舗を組み入れ、仕入れの共通化などを通じて店舗網全体の効率化を進める。「新鮮な魚や野菜、果物の販売」など三幸の強みを取り込み、バロー店舗の競争力強化に生かす。

2015年に106万人余りだった富山県の人口は40年には86万人と20万人減るとみられ、高齢化が一段と進むことで食品など消費の伸びは頭打ちとなることが予想される。三幸のバロー傘下入りは市場の縮小を前に打開策を講じる狙いがあり、県内小売業界では規模拡大や店舗の増床にかじを切り始めている。

アルビスはオレンジマート買収完了に向けた手続きを進めており、今後も積極的なM&A(合併・買収)や新規出店に取り組む考え。富山フューチャー開発(同)は「地域に元気がある今のうちに策を打つことが必要」(担当者)としてショッピングモール「ファボーレ」(同)で今秋、新棟を立ち上げ店舗数を約160店へ6割増やす。イオンもイオンモール高岡(同県高岡市)で新棟を設け店舗数を5割増の約200店とする予定だ。

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