2019年8月22日(木)

メルシャン、日欧EPAにらみ輸入ワイン事業を拡大

2019/1/21 16:49
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メルシャンは21日、スペインのロゼワインの新商品を発売すると発表した。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が2月に発効することをにらみ、欧州産ワインの製品ラインアップを拡充する。品質の高いワインを手ごろな価格で味わえる魅力を若者などに訴えて、輸入ワイン事業を拡大する。

メルシャンの代野照幸社長は輸入ワインの拡充方針を発表した(21日、東京・千代田)

2019年の事業方針説明会で公表した。新商品は「メスタ テンプラニーリョ ロゼ オーガニック」で2月26日に発売する。フルーツのような味わいで飲みやすく、健康志向で関心が高まるオーガニックにもこだわったという。参考価格は970円(税別)。

欧州産ワインを増やすのは日欧EPAの発効による関税引き下げで商品の価格が下がり、欧州産ワインの人気が高まるとみられるためだ。メルシャンは3月1日の出荷分から欧州産ワイン76品目を値下げする。他社も日欧EPAを商機とみて、サントリーワインインターナショナルやアサヒビール、サッポロビールが値下げを発表している。

国内のワイン市場は低価格帯のチリ産ワインがけん引役となって拡大してきたが、最近は頭打ちの兆しもある。メルシャンの代野照幸社長は記者会見で「日欧EPAで中価格帯ワインのお手ごろ感が増し、市場が活性化する」と述べた。

このほか国内製造の「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」から、りんご果汁100%を使用したスパークリングワイン「シードル」を3月5日に発売する。ワインを飲む習慣が少ない層に対して飲みやすさを前面に打ち出し、新たな顧客を開拓する狙いがある。

今秋には長野県上田市で国内3カ所目となる「椀子(まりこ)ワイナリー」も醸造を始める。海外でも注目される日本ワインのブランド「シャトー・メルシャン」の生産能力とブランド力を今後も高めていく構えだ。

(柏木凌真)

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