2019年4月25日(木)

中国出生数、80年以降で最低 18年1523万人効果が薄れた
「二人っ子政策」息切れ

2019/1/21 11:26
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が21日発表した2018年の出生数は17年比200万人少ない1523万人だった。2年連続の減少で1980年以降では最も少ない。すべての夫婦に2人目の子供を認める「二人っ子政策」の効果が薄れた。出生数の大幅な落ち込みを受け、中国当局は産児制限の停廃止などの検討を加速しそうだ。

中国は80年ごろから続けた「一人っ子政策」を撤廃し、16年にすべての夫婦に2人目の出産を認めた。16年の出生数は99年以来の高水準となる1786万人に達した。

統計局によると出生数が2年連続で減るのは03~04年以来、14年ぶり。18年は1人目だけでなく、昨年は大幅に増えた2人目の出生数も減少したもよう。2人目の出産が許されるのを待っていた夫婦は16~17年に集中的に出産し、18年は反動減が起きた公算が大きい。

中国で人口問題を担う国家衛生健康委員会は15年に「二人っ子政策で出生数は年2千万人を超す」と予測していたが、実現は難しそうだ。

今後の出生数も減少するとの見方が多い。一人っ子政策の影響で出産適齢期の若い女性が大幅に減っているからだ。高騰した不動産、足りない保育施設、高い教育費など子育て環境の整備も進んでいない。中国政府は産児制限の撤廃を検討しているが、撤廃だけでは出生数を押し上げるには力不足とみられる。

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