2019年5月25日(土)

猛禽類の減少深刻 約2割は絶滅危機、日本の3種も

2019/1/21 10:18
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ワシ、タカなど世界各地にすむ約550種の猛禽(もうきん)類の52%で個体数が減っており、18%が絶滅の危機にひんしているとの調査結果を国際的な鳥類保護団体バードライフ・インターナショナル(本部・英国)などの研究グループが21日までにまとめた。日本でも34種中14種で数が減っている。

絶滅が懸念されるオオワシ(2017年3月、北海道・知床の羅臼町)=共同

グループは「猛禽類がいなくなれば生態系全体に悪影響が生じる」と指摘、各国に保護対策の強化を求めた。

557種の猛禽類について、主に1980年代後半から2016年に集められた個体数や生息域に関するデータ、保護の状況などを分析。その結果、数が減る傾向にあるのが全体の52%(292種)を占め、増加傾向にあるのは9%(49種)にとどまった。

個体数の減少や生息域の縮小などから、国際自然保護連合(IUCN)の基準で「絶滅の恐れがある」とされた種が18%(103種)に上り、「準絶滅危惧種」も13%(70種)あった。

日本の猛禽類は34種が分析対象。北海道のシマフクロウ、鹿児島県・奄美大島などにいるフクロウの一種のリュウキュウコノハズク、さらにサシバやチョウゲンボウ、チゴハヤブサなど小型猛禽類を含む計14種で減少を確認した。このうちシマフクロウ、カタシロワシ、オオワシの3種は絶滅危惧種とされている。

減少の理由は生息地の破壊や狩猟やペット目当ての捕獲、農薬や動物用医薬品による中毒死などさまざま。グループは「長距離を渡る鳥も多く、国際協力による保護が重要だ」とした。〔共同〕

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