2019年2月19日(火)

仏、反政権デモ10週連続 参加者再び増加傾向
マクロン大統領、対話集会で沈静化狙う

ヨーロッパ
2019/1/19 20:19 (2019/1/20 6:03更新)
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【パリ=白石透冴】フランス全土で19日、10週末連続で反政権デモがあった。注目された参加者数は8万4千人で、前回と横ばいになった。マクロン大統領は運動の沈静化を狙って15日から市民らとの対話集会を始めているが、今のところ効果は出せていない。

黄色いベストの参加者ら(19日)=ロイター

蛍光の黄色いベストを着て集まる反政権運動「黄色いベスト」のデモは19日朝からパリやトゥールーズなど全国で実施された。

最近は2018年12月に起きたような大規模な放火や破壊活動は起きていない。だが警官隊との小規模な衝突は続いており、仏メディアによると、19日はパリで42人が拘束された。警官隊のゴム弾使用には批判も出始めている。

前回12日の参加人数は2週連続の増加となる約8万4千人だった。19日の参加者数も横ばいとなったことで、デモがじわじわと長期的に続く可能性も出てきた。ただ参加者が28万7千人だった1回目デモと比べると、規模は縮小している。

デモ参加者は当初燃料増税への反対を訴えていたが、現在共通の要求はない。マクロン氏の辞任や生活水準の改善などを求めている。

マクロン氏は「全国大討論」と称して、3月まで地方政府関係者、市民などとの対話集会を断続的に開いている。税制や選挙制度の改革などをテーマに国民の意見を聞いた上で改革に取り組んでいるとアピールする狙いがある。

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