2019年9月15日(日)

首相「自由貿易の旗手に」 TPP加盟国拡大へ閣僚会合

2019/1/19 23:00
保存
共有
印刷
その他

環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する11カ国は19日、都内で閣僚級会合「TPP委員会」を開いた。安倍晋三首相は会合で「自由貿易の旗手として全力を尽くす決意だ」と述べた。保護主義に対抗してTPP11カ国の輪を広げることでも一致した。

昨年12月30日に協定が発効してから初の閣僚級会合となる。新規に加盟を希望する国・地域との手続きが正式に決定した。今春にもタイとの交渉が始まる見通しだ。インドネシアや英国なども参加に関心を示している。

首相は「TPPの高い水準を受け入れる用意のある全ての国・地域に対し、ドアはオープンだ」と述べ、加盟国拡大に意欲を示した。「保護主義の誘惑が生まれているが、時計の針を決して逆戻りさせてはならない」と強調した。

茂木敏充経済財政・再生相は閉会後の記者会見で「米国も同様だ」と述べ、将来的に米国にTPP復帰を促す考えを示した。

11カ国は「TPPを拡大し、自由貿易を力強く推進する」と明記した共同声明をまとめた。「保護主義傾向の高まりの中で、ルールに基づく通商システムをさらに強化していくことが最重要だ」とも記した。

米国の自国優先主義や中国の不公正な貿易慣行が念頭にある。米中の貿易摩擦が世界経済のリスクになるなか、関税撤廃や経済ルールを共通化するTPPの重要性を訴えた。

シンガポールのチャン・チュンシン貿易産業相は記者会見で「多くの国が保護主義の台頭に直面している。今回、結束を示せたことで勇気づけられた」と語った。TPP委員会では紛争解決の規則や議長国の順番などのルールも決めた。19年は日本が議長国になる。日本は事務局機能も担う。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。