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ヘンリー・シー氏が死去 フィリピン最大財閥創業者

SMインベストメンツ名誉会長

【マニラ=遠藤淳】フィリピン最大の財閥SMインベストメンツの創業者で名誉会長のヘンリー・シー氏が19日、死去した。同社幹部が明らかにした。94歳だった。「SMモール」などの商業施設を国内各地に展開し、一代で小売りを中心とする巨大な企業グループを築いた。

19日死去したSMインベストメンツ名誉会長のヘンリー・シー氏(2013年)=ロイター

中国・福建省に生まれ、父の事業の手伝いで12歳でフィリピンに移住。1958年に首都マニラで靴屋(SMはシューマートの頭文字)を立ち上げた。商業施設を次々に開設、拡大する個人消費を取り込み、事業を急成長させた。現在、71のモールを運営し、スーパーや専門店など約2200の店舗を展開、中国にも進出した。

事業の多角化も進め、傘下には同国最大手銀行のBDOユニバンクや、不動産最大手SMプライム・ホールディングスなどを持つ。近年、グループの事業はSMインベストメンツ副会長を務める長女のテレシタ・シー・コソン氏ら6人の娘・息子が担い、17年には外部から会長と社長を招いた。

東南アジア有数の富豪としても知られた。米誌フォーブスの長者番付で長年、フィリピンの首位に立ち、資産総額は約190億ドル(約2兆1000億円)に上る。

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