米朝首脳、2月末に再会談へ ホワイトハウスが発表

2019/1/19 4:39
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 【ワシントン=永沢毅】米ホワイトハウスは18日、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の2回目の首脳会談を2月末ごろに開くと発表した。場所は後日公表するとしている。米朝首脳会談は2018年6月にシンガポールで開いて以来。北朝鮮の完全な非核化に向けてどこまで進展できるかが焦点で、その結果は東アジアの安全保障情勢に多大な影響を及ぼす。

米ワシントンのホテルで会談に臨むポンペオ米国務長官(右)と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(18日)=ロイター

米ワシントンのホテルで会談に臨むポンペオ米国務長官(右)と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(18日)=ロイター

トランプ氏は18日午後、金正恩氏側近の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長とホワイトハウスで1時間半会談した。その後、サンダース大統領報道官は記者団に会談を「生産的だった。大統領は金正恩氏に会うのを楽しみにしている」と表明。「完全に検証可能な非核化まで米国は北朝鮮への圧力と制裁を続ける」とも語った。トランプ氏は金正恩氏からの書簡を受け取った可能性がある。

これに先立ち、金英哲氏は18日午前にポンペオ国務長官と滞在先のホテルで会談。米朝首脳の再会談の日程や場所などの調整を進めたとみられ、約1時間で終わった。国務省によると、同日午後にも昼食をともにしながら会談した。米朝高官協議はポンペオ氏が最後に訪朝した2018年10月以来3カ月ぶり。

トランプ氏は金正恩氏への書簡でベトナムやタイでの再会談を呼びかけているとされる。ベトナム中部ダナンや首都ハノイでの開催説もある。

首脳再会談を巡っては、18年6月の初会談で合意した非核化への具体的な措置が焦点になる。北朝鮮は「相応の措置」として制裁緩和などを求めており、再会談の成果を導き出せるか駆け引きが続きそうだ。

6月の初の首脳会談で金正恩氏が約束しながら進展がない「完全な非核化」に関し、米国は全ての保有核や核施設の申告、国際原子力機関(IAEA)による査察の受け入れを要求してきた。ペンス副大統領は16日の演説で「米国民や同盟国を脅かす核兵器を廃棄する具体的な取り組みを北朝鮮が取るのを待っている」と表明した。

一方、北朝鮮は豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄や、東倉里(トンチャンリ)のミサイルエンジン試験場の解体に対する「相応の措置」を要求。とりわけ経済制裁の解除を主張しているが、米国は非核化実現まで制裁を緩めない方針を堅持している。米朝がどう接点を見いだすのかが注目点となる。

金英哲氏は17日夜、北京発の民間機でワシントンに到着し、ビーガン北朝鮮担当特別代表の出迎えを受けた。韓国メディアによると、その後に両氏はVIP貴賓室に移動して歓談。金英哲氏はホワイトハウスから約1キロ離れた場所にあるホテルに宿泊した。19日午後の北京行き民間機でワシントンを離れる予定だという。

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