2019年4月26日(金)

福岡の夜を染める「恐怖の観覧車」(探検!九州・沖縄)
得ダネひとかじり

コラム(地域)
2019/1/21 6:00
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窓に映るのは福岡の美しい夜景と、血で赤く染まったハサミを片手にほほ笑む女性――。地元で親しまれてきた福岡市内の観覧車「スカイホイール」に、新アトラクションが誕生した。その名も「血バサミ女の観覧車」。逃げ場の無い、日本一高い「最恐」スポットとして今や全国から人を引きつけている。

観覧車とお化け屋敷を組み合わせた「血バサミ女の観覧車」(福岡市西区)

観覧車とお化け屋敷を組み合わせた「血バサミ女の観覧車」(福岡市西区)

日が落ちて、あたりが暗くなる午後6時ごろ。全36台ある観覧車のゴンドラのうち、2台ある白いカーテンのかかった異様な雰囲気のゴンドラが扉を開く。ヘッドホンを付けて乗り込むと、高さ60メートル・1周12分間の恐怖の始まりだ。夜景が見える窓に映像が投映され、席は映像に合わせて小刻みに震える。耳元を流れるリアルな音声に、後ろを思わず振り向いてしまう。

「観覧車の良さを生かしつつ、新しい楽しみ方を加えることができた」と観覧車を運営するサノヤス・ライドサービス(大阪市)、マリノアシティ福岡営業所の今里太郎所長は胸を張る。コンテンツはホラーで定評のある企画会社の闇(東京・世田谷)に依頼し、「怖くて乗れない職員も出る」ほどのアトラクションが完成。観覧車とお化け屋敷を同時に楽しめる珍しさが、全国から怖い物知らずを呼び寄せる。

かつては、近くにあった別会社が運営する当時日本一の高さを誇った巨大観覧車と、大小「親子」のように並ぶ姿が地元の人から親しまれてきた。その後、「親」は営業不振で撤去されたが、「子」は独自の魅力を得てたくましく回り続けている。

探検!九州・沖縄は週末週初に掲載します

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