2019年2月20日(水)

スウェーデン首相が再選 政治空白解消

ヨーロッパ
2019/1/18 21:23
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【ロンドン=中島裕介】2018年9月の議会選後、連立協議がまとまらず新政権の成立が遅れていたスウェーデン議会は18日、ロベーン首相を再選した。反移民を掲げる極右政党の台頭で中道の左右両派が多数派工作に苦しんだが、左右両派の連携で4カ月ぶりに政治空白を解消させた。

スウェーデン首相に再選されたロベーン氏=ロイター

再選されたロベーン首相は議会第1党で中道左派の社会民主労働党(社民党)の党首。14年10月から首相を務めていたが、18年9月の議会選後に議会で不信任決議が可決され、次期政権までの暫定首相を担っていた。

新政権では同じ中道左派グループの緑の党のほか、中道右派側の中央党と自由党も政権を支援する。

政治空白が続いたのは、議会選で反移民を掲げる極右政党「スウェーデン民主党」が躍進したことが大きい。中道の左右両派とも議席が過半数に届かず、これまでに新政権案が2回議会で否決されるなど、新政権づくりが難航した。

移民に寛容な政策などで知られるスウェーデンでは、伝統的に極右政党の政権への接近を避けてきた。このため主要政党は民主党との連立は否定してきた。4回議会で否決されると再選挙だっただけに、ぎりぎりの調整での新政権発足となった。ただ主張の違う左右両派が支える異例の構図のため、現地メディアも「今まで社民党政権が考えたことのない政策実現を迫られる」と分析している。

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