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独BASFと印アダニ、インドに石化の新工場 2500億円投資

【ムンバイ=早川麗】欧州化学最大手の独BASFとインドの複合企業アダニ・グループがインドで大型投資に乗り出す。約20億ユーロ(約2500億円)を投じ、西部グジャラート州に石油化学製品の工場を新設する計画を17日に発表した。インドの内需が拡大する自動車や建設など幅広い業界向けに供給する。BASFのインドでの投資としては過去最大という。

両社が17日に覚書を交わした。今後、事業の実現可能性を調査し、2019年末までに結論を出す。両社は合弁会社を設立する計画で、BASFが過半を出資する。

新工場はグジャラート州にある大型港のムンドラ港に建設する。土壌改良や紙おむつに使う吸水性ポリマー、自動車などに使う塗料、樹脂、アクリル繊維といった幅広い素材の原料となるアクリル酸やエチルヘキサノールをはじめとした複数の石化製品を生産する。

インドはこれらの多くを輸入に頼っており、BASFなどは同国で生産することで拡大する需要を取り込む。新工場は電力を100%再生可能エネルギーで賄う計画。計算上は二酸化炭素(CO2)の排出量が実質ゼロになる工場はBASFとしても初めてという。

アダニ・グループはインドのモディ首相がかつて州首相を務めたグジャラート州が本拠地。中核企業アダニ・エンタープライゼズはムンバイ証券取引所に上場している。インドの石炭輸入の最大手で、石炭火力発電などの電力、港湾開発、不動産の各部門を抱える。

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