2019年2月22日(金)

乳児暴行死、二審も無罪 奈良の父親に大阪高裁

2019/1/18 10:25 (2019/1/18 12:36更新)
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奈良県天理市の自宅で2016年12月、生後5カ月の長女を暴行し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた父親の滝川奈緒哉被告(26)の控訴審判決で大阪高裁(宮崎英一裁判長)は18日、無罪とした一審奈良地裁判決を支持し、検察側控訴を棄却した。

被告は逮捕時に容疑を認めたが、公判では一貫して無罪を主張。17年12月の一審判決は、被告の自白について、捜査官から「妻がやったのか」と追及を受け、妻に嫌疑が及ばないようにするために犯行態様の説明を変遷させた疑いがあると指摘し「虚偽の可能性があり、信用性に欠ける」と判断した。

検察側は、当時一緒にいた被告が長女を壁へ打ち付け、自白に基づき調べた壁から長女の微物が見つかった点が「秘密の暴露」に当たるとして自白は信用できると主張。しかし宮崎裁判長は「暴行とは関係なく付着した可能性があり、一審の判断に不合理な点や事実誤認はない」とし、自白の信用性を否定した一審の判断を追認した。

被告は16年12月19日午後6~10時ごろ、長女を抱え上げ、壁に頭を複数回打ち付けたり、激しく揺さぶったりする暴行を加え、同21日に脳浮腫で死亡させたとして起訴された。〔共同〕

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