フィリップス、英工場を閉鎖 オランダに移転

2019/1/18 4:02
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【フランクフルト=深尾幸生】オランダのヘルスケア大手フィリップスは17日、英国の哺乳瓶工場を2020年に閉鎖すると発表した。業務の大半はオランダの工場に移す。17年から進めている生産再編の一環としているが、英国の欧州連合(EU)離脱も理由の1つとなったとみられる。

フィリップスは地政学リスクの影響を緩和するため英工場を閉鎖すると説明する

閉鎖を決めたのは英東部グレムスフォードの工場。主に輸出向けの生産を担っている。現地メディアによると430人の雇用に影響が出るという。

フィリップスは16年時点で約50カ所あった生産拠点を約30カ所に集約する再編を進めており、15日に英議会で離脱案が否決されたことは直接の理由ではないとしている。一方で、「不確実性や操業停止の可能性を含む様々な地政学的課題による影響を緩和するために、前もって行動する必要がある」とも説明した。

3月29日の英国のEU離脱が迫るのに合わせて英国事業を縮小する動きが増えてきている。自動車部品大手の独シェフラーは18年11月に英国の2工場を閉鎖すると発表。数年かけて米国や中国など他の拠点に生産を移す。英国の自動車最大手、英ジャガー・ランドローバー(JLR)は10日、英国を中心に4500人の人員を削減することを決めた。

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