2019年9月20日(金)

曲がる有機ELパネル、山形大とNSCが開発

2019/1/17 22:00
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山形大学は17日、ガラス基板を使った曲がる有機ELパネルを開発したと発表した。フィルム状の曲がる有機ELパネルに比べて耐久性が高く、安価に生産できるのが特徴。湾曲したパネルは車載用ディスプレーなどでの需要が見込め、今後は大型パネルで生産できるようにして2021年中の商品化を目指す。

山形大学とNSCが共同開発した曲がる有機ELパネルを使った映像装置

硯里善幸准教授とNSC(大阪府豊中市)の共同開発。ガラス基板をベースに厚さ1ミリメートル以上のパネルを作り、それを化学薬品で薄くするケミカル研磨技術を用いて厚さ0.15ミリメートルのパネルを作ることに成功した。NSCは液晶などの表面処理加工では国内有数の企業で、有機ELを基板に封じ込める硯里研究室の技術と組み合わせた。

既存の液晶生産ラインを改良して生産できるため、大がかりな投資は不要。現在、有機ELは液晶よりもコスト高だが、価格差を一気に縮小できるとみている。

ガラス基板を使うため強く曲げることはできないが、湾曲した状態で固定するといった用途には応用できる。フィルム式と違い温度変化や耐久性に優れ、安価に製造できることから多様な需要が期待できるという。

開発にあたり経済産業省から1億5000万円の事業費補助を受けている。NSCは液晶の研磨を手掛けるが、「有機ELの事業化にあたり同分野で定評のある山形大と組んだ」(生産技術本部)という。

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