2019年2月19日(火)

電動タンカー20年に登場へ、商用貨物船では国内初

働き方改革
自動車・機械
環境エネ・素材
2019/1/17 15:57
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内航海運大手の旭タンカー(東京・千代田)と海運ブローカーのエクセノヤマミズ(同)は17日、リチウムイオン電池で動く電気推進タンカーを建造すると発表した。重油を燃料とする従来船と違って硫黄酸化物(SOx)や二酸化炭素(CO2)を排出せず、船員の業務負担も軽減できる。両社によると商用貨物船では国内初で、2020年末の竣工を目指す。

建造予定の電動タンカーのイメージ図

建造予定の電動タンカーのイメージ図

港で夜間に充電し、最長8時間の稼働が可能という。外航船向け燃料供給用の石油製品タンカーとして運航する。20年1月から船舶燃料の硫黄分の上限が7分の1に引き下げられるなど、段階的に強化が進む海運の環境規制に対応する。

国内の内航船員は50歳以上が過半数を占め、高齢化と人手不足も深刻な問題。電化により機関部の作業を簡略化し、経験の浅い船員でも運航しやすくする。

建造コストは一般的な内航船の7~8億円より2~4割高くなる見込みだが、部品が少なくなるため維持費用が抑えられる。将来的には水素を使う燃料電池の搭載も検討するという。

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