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天皇陛下、退位の儀式は4月30日夕に 政府決定

政府は17日午前、皇位継承に伴う一連の儀式を検討する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の第3回会合を首相官邸で開いた。天皇陛下が退位する4月30日の儀式を午後5時から開くと決めた。参列者は三権の長や地方自治体の代表者ら330人程度を想定する。皇位継承の証しを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」は5月1日午前10時半からとする。

退位の儀式は1817年の光格天皇以来約200年ぶり。「退位礼正殿の儀」は陛下が国民に感謝の意などの「お言葉」を伝える最後の場となる。儀式は約10分間。皇居・宮殿「松の間」で開く。天皇の政治関与を禁じる憲法に抵触しないよう自ら天皇の地位を退く趣旨は述べない。天皇のお言葉に先立ち首相が陛下の退位を宣言する。

退位礼正殿の儀を午後5時に設定したのは、夕刻に陛下の公務が終わることを考慮したためだ。皇位継承式典事務局は「当日も在位しており、早すぎない時間帯にすべきだと考えた」と説明する。参列者は新天皇が三権の長らを前に即位後初のお言葉を述べる5月1日の「即位後朝見の儀」と同様で、配偶者を含め338人とする。

即位日の剣璽等承継の儀は皇位継承の証しとして歴代天皇に伝わる三種の神器のうち剣と璽(じ=まがたま)、天皇が公務に使う印章の御璽、国の印の国璽を引き継ぐ儀式だ。首相や閣僚、衆参両院議長、最高裁長官らが参列する。

皇族は成年男性に限定し、女性皇族や秋篠宮家の長男悠仁さまは出席されない。皇室典範は皇位継承権を男系の男子に限ると定めており、女性皇族が参加した例は現行憲法下ではない。皇位継承権の問題とは関わりのない女性閣僚の参列は認める方針だ。

新天皇、皇后が10月22日に皇居周辺をパレードする「祝賀御列の儀」で用いるオープンカーはトヨタ自動車の「センチュリー」を採用する。提案は日産自動車ホンダ、英ロールス・ロイス、独メルセデス・ベンツを含め計5社からあった。国内で入手可能で安全面や環境面の性能など式典委員会が定めた要件を踏まえトヨタ車に決めた。

10月23日に外国首脳らを招いて開く首相夫妻主催の晩さん会会場は都内のホテルニューオータニを指定する。前日の10月22日には新天皇が国内外に即位を宣明する「即位礼正殿の儀」を開く。晩さん会は即位礼正殿の儀に参列する賓客を招く。

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