2019年7月19日(金)

北海道に白いヒグマ 日大演習林で動画撮影成功

2019/1/17 9:16
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日本大生物資源科学部(神奈川県藤沢市)の研究グループ(代表・井上公基教授)が、北海道南西部・八雲町の演習林に設置した熱感知カメラで、毛の白いヒグマの動画撮影に成功した。2016年9月~18年7月に計6回、姿を捉えた。野生の白いヒグマは北方領土の国後島や択捉島で確認されているが、北海道で繰り返し撮影されるのは極めて珍しいという。

日本大生物資源科学部の研究グループが、北海道・八雲町の演習林で撮影に成功した毛の白いヒグマ(2017年7月、同部提供)=共同

同グループが演習林(2406ヘクタール)に生息する動物を調べるため、定点カメラ数十台を設置。特定のエリア内で、背中を除くほぼ全身白いヒグマがカメラに顔を近づける姿などが写っていた。

北海道大大学院の坪田敏男教授(野生動物学)は「毛色や模様から、撮影されたクマは同じ個体で、4歳ぐらいの雌とみられる」と分析する。

複数の専門家によると、北方領土の白いヒグマは上半身が白く、下半身が灰色であることが多い。川でサケやマスを捕る際、白い体は魚に見つかりにくく、遺伝の可能性がある。ただ北方領土へは自由に往来できず、詳細な生態は解明できていないという。

一方、八雲町のヒグマは下半身も白い点が注目されている。目が黒いことなどから、突然変異で色素が欠如する「アルビノ」とも異なるとみられる。研究グループは、毛を採取してDNAを解析するなど追跡調査を進めたい考えで、井上教授は「雌なので、どんな毛色の子が生まれるのかにも注目したい」と話している。〔共同〕

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