トルコ中銀、政策金利を3会合連続で据え置き

2019/1/17 1:30
保存
共有
印刷
その他

【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ中央銀行は16日、金融政策決定会合を開き、主要な政策金利である1週間物レポ金利を年24%で据え置いた。据え置きは3会合連続。2018年夏に米国とトルコの政治的な対立で急落した同国通貨リラの対ドル相場は、急落前に近い水準まで回復した。インフレ率も18年12月まで2カ月連続で低下しており、中銀は金利据え置きが妥当と判断した。

3回連続で政策金利の据え置きを決めたトルコ中央銀行=ロイター

会合前には市場の一部に利下げ観測があったため、据え置きの発表を受けてリラは買われた。

中銀は18年9月、通貨急落を食い止めるため1週間物レポ金利を6.25%上げる大幅利上げに踏み切った。このためローン金利が上昇して企業や消費者向けの融資が大きく落ち込んだ。自動車販売も大きく減って景気減速につながった。

それでも、一時は年25%を超えた高率インフレを抑え、リラの価値を守るため中銀は引き締めスタンスを維持している。3月末に統一地方選が予定されており、エルドアン大統領は景気回復に懸命だ。今後、中銀に対する利下げ圧力が再び強まる可能性もある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]