豊田通商の貸谷社長「アフリカの自動車市場に力」
(2019年展望)

2019/1/16 19:30
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「保護貿易主義が台頭するなか、全世界が穏やかなリセッション(景気後退)に入る危険性が出ている。ただ、我々が戦略地域と位置付けているアフリカは底堅い。昨年で景気は底を打ち、再び成長局面に入ると期待している」

豊田通商の貸谷伊知郎社長

トヨタ自動車は1月、アフリカ地域の営業業務を我々に移管した。トヨタからも50人規模の人員が我々のアフリカ部隊に合流した。これから豊田通商がアフリカで営業を担うエリアは41カ国からほぼ全土にあたる54カ国に増える。商品企画なども手掛ける」

「アフリカでは新車よりも中古車市場の方が圧倒的に大きい。新車の潜在顧客をつかむうえでも、今年から品質を保証した『認定中古車』をアフリカ全土で販売することを検討している。車の簡易修理などができる身近なカーケアサービス拠点も展開していく」

「拠点の整備にあたりアフリカ全土で4000を超えるガソリンスタンドを持つ仏エネルギー大手のトタルと提携した。ナイジェリア、ケニアなど5カ国で事業を始め、その他の地域でも展開する。3年で100カ所ほどを目指したい」

「CASE(つながる車、自動運転、シェアリング、電動化)への取り組みでは素材の置き換えで軽量化、エネルギーマネジメント、次世代サービス創出という3つの分野に力を入れている。リチウムはアルゼンチンのオラロス塩湖への追加投資で20年度には増産体制を整える。世界のリチウム需要の12%をまかなえるようになるだろう」

(聞き手は押切智義)

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