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連続起業家 エンジェル投資の決め手は「熱量」

ヘイ・佐藤裕介社長 前編(日経STARTUP X)

決済サービスのコイニーとEC(電子商取引)サイト開設支援のブラケットが2018年2月に経営統合して生まれたhey(ヘイ、東京・渋谷)。代表取締役社長に就いたのがネット広告のフリークアウト・ホールディングス社長だった佐藤裕介氏(34)だ。佐藤氏は経営に参画したフリークアウトとスマートフォン向けアプリ制作のイグニスの2社を東証マザーズ上場に導く一方、エンジェル投資家としても知られる。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した佐藤氏が、エンジェル投資の判断基準などを語った。

佐藤氏がエンジェル投資をする第一の理由は、興味を持ちながらも自ら携わることができない事業を支援することで、その試行錯誤の軌跡などを追体験し、自分の事業にも生かせると考えるから。投資先については、毎年設定している投資テーマに合う企業を選ぶケースが多い。個人による投資及び友人と運営するファンドからの投資を合わせて支援先は約100社にのぼるという。

佐藤裕介(さとう・ゆうすけ) 1984年生まれ。2007年関西学院大卒。在学中にEC事業を起業。08年にグーグル日本法人入社。同社退職後、11年にフリークアウト創業に参画、12年にはイグニス取締役に。17年にフリークアウト・ホールディングス社長。18年、経営統合したコイニーとブラケットを子会社とするヘイの社長に就任

18年の投資テーマは「ブランド」と「シェアリング」だった。「ブランド」分野では小さいながらも熱量のあるコミュニティーを擁する会社が対象となった。「熱量」をはかる具体的な基準の一例は、その会社が活用しているソーシャルメディアでのエンゲージメントレート。フォロワー数を分母に、一つの投稿に対して寄せられたレスポンスの割合が10%台後半や20%程度なら熱心なファンがいると判断するという。

現在、新たな投資対象として注目しているのが、成長国の公共財を整備するプロジェクトだ。例えば個人所有の自動車もシェアリングすれば交通手段の公共財となるが、成長国ではそもそもシェアするための自動車が少ない。そこで自動車をまとめて購入し、これをシェアする仕組みの構築にチャレンジしているという。

(2018年12月12日収録)

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