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エンジン熱効率50%達成 従来比10ポイント改善 慶大・京大など

慶応義塾大学、京都大学、早稲田大学などのグループは16日、自動車エンジンの熱効率を従来より約10ポイント高めて50%を達成したと発表した。燃費は3割改善、二酸化炭素(CO2)排出も減る。国内の自動車メーカーに技術提供し、各社がそれぞれ量産車への搭載を検討する。

開発は2014年度に始めた内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環。国内約80大学が参加して自動車メーカー9社などで構成する技術研究組合が支援した。エンジンの熱効率は1970年代から40年かけて約10ポイントしか上がらなかったが、これを5年間でさらに10ポイント高めて50%に達した。

ガソリンエンジンではエネルギー損失の少ない低温燃焼を可能にする「スーパーリーンバーン」と呼ばれる技術を開発。ディーゼルエンジンでは燃料の噴霧を空気を巻き込みながら最適に分散させることで、高効率の「高速空間燃焼」と呼ぶ技術を実現した。

機械摩擦の低減や熱電変換システムの効率向上などと合わせ、ガソリンでは51.5%、ディーゼルでは50.1%の熱効率を達成した。

得られた成果の基本的な技術は開発を支援した自動車メーカーが共有する。量産車への搭載については今後、各社が競争しながら開発を進める。

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