広がる役員賠償保険、18年度は初の1万件突破へ
企業が不祥事リスクに備え
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企業の役員が不祥事などで訴えられるリスクに備える会社役員賠償責任保険が急拡大している。損害保険大手4社では2018年度に契約件数が初めて1万件を超え、保険料収入は150億円程度と過去最高になる見通しだ。相次ぐ不祥事や、社外取締役の獲得競争の激化が背景にある。ただ保険依存の高まりは経営責任を曖昧にするリスクもはらむ。
企業の役員が部下の不正取引で監督責任を問われ、株主に訴えられる。賠償額として確定し...
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