2019年3月21日(木)

欧州で新型加速器構想 40年の実験開始目指す

2019/1/16 9:58
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【ワシントン=共同】欧州合同原子核研究所(CERN)は15日、1周100キロの新たな円形加速器の建設構想を発表した。宇宙の始まりを再現する実験施設で、建設地はスイス・フランス国境近くにある運用中の円形加速器LHC(1周27キロ)の近くを想定。2040年の実験開始を目指す。

LHCでは12年、物質に質量を与える基本的な粒子のヒッグス粒子が発見された。「FCC」と呼ばれる新型加速器の大きさはこれをはるかに上回るが、少なくとも90億ユーロ(約1兆1200億円)が必要とされる。専門家らが2年かけて実現可能性を探る。

新型加速器では、物質を構成する粒子をほぼ光速の状態で衝突させ、宇宙誕生時の高エネルギー状態を再現する。衝突させる粒子の種類を変えるパワーアップの改造も検討する。ヒッグス粒子の性質の調査や、新たな物理法則の発見などに役立つと期待される。

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