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粘り強さ武器に海外開拓 丸紅次期社長 柿木真澄氏

けいざいじん

「人見知りで心配性な小さな人間」。15日の記者会見で謙遜して見せたが、粘り強い交渉力で受注を獲得し、トップを務める電力・プラント部門を稼ぎ頭に育てた。

「何度応札しても受注が取れず、本社から帰還命令が出ることもあった」。柿木氏がそう振り返るのは、2000年頃の中東における発電ビジネス。当時、日本勢は中東で発電事業の実績がなく、契約を取れない状況が続いていた。劣勢を挽回するために、専門外の海水淡水化に目を付けた。

中東で需要が大きい淡水化には電力が必要で、発電所と組み合わせれば新しいビジネスになる。実績の乏しい丸紅と組みたがらない外資系メーカーの担当者を工場まで追いかけて説得。セットにした提案で落札にこぎ着け、その後の連続受注につなげた。

次期社長を本命視されたが、国分文也社長から後継指名を受けたのは1週間前だ。その時の気持ちを「怖い人事通知でなかったのでほっとした」と語る。国分氏はそんな柿木氏を「全く動揺していなかった」と語り、安定感があると評価する。

貿易戦争やデジタル革命で経営環境は変わっており、商社も昔のままではいられない。「縦横斜めからひねりを加えて新事業にチャレンジしたい」と意気込む。

「無理やりやらされている趣味」というのが地域のコーラスサークル。仕事だけの人間にならないようにと妻に誘われ、テノールを担当する。子供は息子が2人。(祐)

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