2019年9月16日(月)

丸紅、柿木氏の社長昇格発表 「古い組織を打破」

2019/1/15 20:47
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丸紅は15日、柿木真澄副社長(61)が4月1日付で社長に昇格すると正式発表した。国分文也社長は代表権を持たない会長、朝田照男会長は常任顧問に就く。丸紅は2019年3月期に最高益を見込むが、デジタル革命や貿易戦争の影響で経営環境は変化している。柿木氏は15日の記者会見で「商社の古い組織を打破して新しい

丸紅の社長に昇格する柿木真澄副社長(右)と会長に就任する国分文也社長(15日午後、東京都港区)

丸紅の社長に昇格する柿木真澄副社長(右)と会長に就任する国分文也社長(15日午後、東京都港区)

ビジネスに挑みたい」と話した。

柿木氏は海外での発電事業の経験が長く、丸紅の稼ぎ頭である電力・プラント部門を率いてきた。丸紅は19年3月期の連結純利益が2300億円と過去最高を見込むが、約4分の1は同部門が稼いでいる。柿木氏の次期社長就任は強みをさらに伸ばす狙いがある。

ただ、経営環境は大きく変化している。電力分野では分散型電源が普及しており、資本力がなくても参入しやすくなった。丸紅も再生可能エネルギーの拡大に取り組むが、従来とは異なる競争にさらされている。人工知能(AI)などデジタル革命により、貿易取引など既存のビジネスも脅かされる懸念もある。

国分文也社長はかねて「10年後には今やっている仕事はなくなるかもしれない」と語り、業務時間の15%を新事業創出に充てられるようにする制度を導入するなど社内改革にあたってきた。

バトンを受け取る柿木氏が課題とみるのが、縦割り組織だ。電力や食料、素材など事業ごとに分かれており、産業の垣根を低くするデジタル革命に対応できていないとみる。丸紅は19年3月期に最高益を更新するものの、総合商社では5位にとどまる。定位置からの脱却には大胆な改革が求められそうだ。

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