2019年2月17日(日)

台湾の南亜科技、設備投資半減 19年、半導体需要減退に警戒

エレクトロニクス
中国・台湾
アジアBiz
2019/1/15 18:47
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【台北=伊原健作】半導体メモリーのDRAM大手、台湾の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は15日、2019年12月期の設備投資が前期に比べ半減する見通しだと明らかにした。100億台湾ドル(約350億円)程度となる。米中貿易摩擦の影響がサーバー向けのDRAMの需要や市況に及ぶことを警戒し、コスト削減に注力する。

李培瑛・総経理(社長)が決算会見で明らかにした。「貿易摩擦の影響などで需要が急降下している」という。18年12月期は年後半からの市況悪化を受け、設備投資を204億台湾ドルと前の期比3割減に抑制。19年はさらに半減させる。「19年前半の市況は悪い。後半には回復すると期待したい」と述べた。

李氏は「19年1~3月期のDRAMの販売単価は18年10~12月期に比べ10%程度低下する」との見方も示した。南亜はDRAMの世界シェアで4位だが、韓国サムスン電子などに押され占有率は3%弱にとどまる。規模の大きいスマートフォン(スマホ)向けでの競争を避け、家電やサーバー向けの安定した隙間市場で生き残る戦略だったが、市況全体の悪化による打撃が及んだ。

同日発表した18年10~12月期決算は売上高が前年同期比1%増の169億台湾ドル、営業利益が9%増の70億台湾ドルだった。前年同期に米マイクロン・テクノロジー株の売却益を計上した反動減で、純利益は79億台湾ドルと64%減少した。李氏は19年12月期に向け「赤字にならないよう努力が必要だ」と述べ、経営環境の厳しさをにじませた。

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