2019年6月16日(日)

トヨタファイナンス、社債発行を延期
金利低下で

2019/1/15 20:30
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トヨタ自動車グループのトヨタファイナンス(名古屋市)が環境に配慮した事業に資金使途を限る「グリーンボンド(環境債)」の発行を計画していた1月末から延期することが15日分かった。長期金利が低下するなかで発行しても投資家が求める利回り水準に達せず、資金が十分に集まらないと判断した。新たな発行時期は未定という。

同社は国内で自動車ローン事業などを手掛けている。昨年12月5日に発行年限5年の同社初の環境債を1月末に発行することを決定。格付投資情報センター(R&I)によると、トヨタファイナンスの格付けはダブルAプラス。今回の環境債も「グリーンボンドアセスメント」で5段階中最上位の「GA1」を取得する見通しだった。

だが昨年末から今年初めにかけて世界経済の先行き不透明感から比較的安全な資産とされる先進国債券に資金が向かい、日本の長期金利も低下傾向にある。発行額は100億~200億円を計画していたが、低い金利水準では投資家が集まらない可能性が強まったため、今月18日の条件決定を前に発行延期を決めた。

同社は「金融環境が安定し、投資家と企業の双方が納得できるタイミングで発行したい」としている。調達した資金は、電動車販売に関するディーラー向け融資に充てる計画だった。

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