2019年8月23日(金)

道後温泉本館、保存修理始まる 正面玄関に「火の鳥」

2019/1/15 15:36
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松山市は15日、国の重要文化財で夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台にもなった道後温泉本館(松山市)に耐震補強などを施す保存修理工事を始めた。約7年に及ぶ工事期間中は観光への影響を考慮して部分営業を続ける。正面玄関には手塚治虫さんのキャラクター「火の鳥」をあしらった日よけ幕や灯籠を設置し、入浴券も刷新するなど工事開始をPRした。

保存修理工事が始まった道後温泉本館(15日、松山市)

15日の午前6時の営業開始から一部浴室と2、3階休憩室の使用を中止。市職員らが茶器や浴衣といった備品を梱包するなど搬出準備を進めた。本館で30年以上働く従業員の玉乃井里美さん(73)は「早く新しい本館で入浴客を迎えられるよう準備を進めたい」と話した。

工事は老朽した建具などの修繕のほか、浴室に柱を新設し、休憩室に壁を追加するなど耐震補強を施す。工期中は建物に映像投映するプロジェクションマッピングや見学ツアーを催し「見せる工事」で観光資源化を目指す。総事業費は26億円を見込む。

29~31日は工事準備のため完全休業する。男女合計の入浴定員(従来150人)は、1月中は120人、2月から当面は80人に減少する。

道後温泉本館は木造3階建ての市営の公衆浴場。古い部分は1894年(明治27年)に完成し、その後も昭和にかけて増築を繰り返した。独特の風情に人気があり、国内外から年間約80万人が訪れる。

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