南紀白浜観光局サイト改ざん被害 外部からCMS侵入
和歌山県白浜町周辺の観光情報を発信する南紀白浜観光局は、ウェブサイトに不正アクセスがあったと2019年1月10日に発表した。外部からコンテンツ管理システム(CMS)に侵入され、一部のページが無関係の内容に改ざんされた。現在は復旧済み。同局によると、改ざんされたときに閲覧したユーザーに対するセキュリティー被害などの悪影響は無いという。
19年1月1日、総務省からの通報により改ざんが発覚した。「外部からCMSの管理画面にアクセスできる状態だったため、第三者に管理者のIDとパスワードを入力されて侵入された」(担当者)という。同局は不正アクセスを受け、同年1月2日午前11時にウェブサイトを一時的に閉鎖した。
改ざんの内容を削除したほか、管理者のIDやパスワードを変更するなどの対策を講じた。さらに外部から管理画面にアクセスできないようにした上で、19年1月10日午前11時30分にウェブサイトを再開した。改ざんされていた時期は、18年12月31日午後5時35分~19年1月1日午後4時の間。「CMSに残された更新履歴から時期を割り出した」(担当者)としている。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 斉藤壮司)
[日経 xTECH 2019年1月11日掲載]