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トヨタ、燃料電池大型トラックを米メーカーと共同開発

日経クロステック

トヨタ自動車の北米統括会社は、米大型トラックメーカーのケンワースと走行中に二酸化炭素を排出しないゼロエミッション・トラックを共同開発すると2019年1月8日(現地時間)に発表した。ケンワースの「T680」10台にトヨタの水素燃料電池パワートレーンを搭載する。このトラックは、米カリフォルニア州のロサンゼルスから同州内陸のオンタリオやサンバーナーディーノへの貨物輸送に利用される。

ケンワースの「T680」大型トラック(写真:トヨタモーターノースアメリカ)

水素燃料電池は水素ガスと大気中の酸素を反応させて発電し、モーターを動かしつつLi(リチウム)イオン2次電池を充電する。発電時に排出されるのは水蒸気のみ。発電した電力は電力管理システムにより駆動や充電だけでなく、電動パワーステアリングやブレーキのエアーコンプレッサーなど他の電動部品にも配分される。水素燃料電池パワートレーンを搭載したT680の航続距離は、300マイル(約483キロメートル)以上となる。

両社の共同開発には、米カリフォルニア州大気資源局(CARB)が事前に授与した4100万ドルの助成金の一部が使われる。この助成金はロサンゼルス港が主たる申請者となっており、共同開発した燃料電池トラックはロサンゼルス港から各地への輸送を担う。

また、この助成金は、20年に燃料電池トレーラーや水素供給インフラを稼働し、ロサンゼルスを中心にゼロエミッション貨物輸送を始めるという8200万ドルの大きな開発プログラムの一部でもある。このプログラムでは、南カリフォルニア地域の水素インフラ設置にも投資する予定。

(ライター 櫛谷さえ子)

[日経 xTECH 2019年1月11日掲載]

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