USAトゥデー発行元、同業から買収提案 13億ドル

2019/1/15 8:30
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【ニューヨーク=高橋そら】「USAトゥデー」などを発行する米新聞大手のガネットは14日、米メディア大手のMNGエンタープライジズから買収提案を受けたと発表した。買収額は約13億6000万ドル(約1470億円)。世界的にデジタルメディアや無料ニュース情報の台頭で新聞社を取り巻く環境は厳しく、合従連衡が加速する可能性がある。

米新聞大手ガネットは購読料収入の減少などで苦戦している(米バージニア州の本社、2013年7月)=ロイター

ガネットは声明文で「受け取った提案を慎重に検討し会社と株主の利益のため最善を尽くす」とコメントした。同社の発表によるとMNGはガネット株を1株12ドルで買収すると提案した。11日時点のガネット株の終値(9.75ドル)を20%以上、上回る。

米バージニア州に本社を置くガネットは100年以上の歴史を持つ。近年はテレビ局の買収などで収益基盤の強化を目指したが、購読料や広告収入の減少に歯止めがかからず経営状態が悪化していた。2016年には同業のトロンク(旧トリビューン・パブリッシング)の買収を目指したものの、資金調達のメドが立たずに断念していた。

MNGは米ヘッジファンドが運営するメディアグループ。全米で約200の新聞や雑誌などを持ち、既にガネットの株式の7.5%を所有している。徹底的なコスト削減で知られ、ガネットに対しても人員削減や買収計画の中止などを要求しているという。

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