2019年5月20日(月)

トヨタ、復活「スープラ」初公開 北米自動車ショー開幕

2019/1/15 1:53
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【デトロイト=白石武志】北米国際自動車ショーが米デトロイトで14日開幕し、トヨタ自動車は17年ぶりに復活させるスポーツ車「スープラ」を世界初公開した。米ゼネラル・モーターズ(GM)が高級車ブランド「キャデラック」で3列シートの多目的スポーツ車(SUV)「XT6」を発表するなど、米国人好みとされる豪快なスポーツ車や大型車の出展が相次いだ。

トヨタのスープラは1978年の誕生以来、直列6気筒のエンジンで人気を集めたトヨタの旗艦スポーツ車だったが、環境意識の高まりなどを受けて2002年に生産を休止していた。13年にスポーツ車の開発などで提携した独BMWからエンジンなどの供給を受けることで復活が実現した。

新モデルは後輪駆動の2ドアクーペで、排気量3リットルの直列6気筒エンジンを搭載した。米国では19年夏に限定モデル1500台を希望小売価格5万5250ドル(約600万円)で発売する。一般に売り出すモデルは2つのグレードを用意し、価格は4万9990ドル(約540万円)からとした。

環境技術などで提携関係にあるBMWのスポーツ車「Z4」の兄弟車として両社が共同開発し、主にトヨタが企画とデザイン、BMWが設計と開発を担った。記者会見した豊田章男社長はスープラについて「かつて(トヨタのテストドライバーの頂点に立つ)マスタードライバーになるために数え切れない時間をともに過ごした車だ」と強い思い入れを語り、「スープラが戻ってきた」と両手を広げて復活をアピールした。

北米ショーでは米フォード・モーターが主力SUV「エクスプローラー」の新モデルを、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)がピックアップトラック「RAMヘビーデューティー」をそれぞれ公開するなど、米国で続く大型車ブームを反映した製品発表が相次いだ。

近年の北米ショーは同時期に米ラスベガスで開かれる世界最大の家電・技術見本市「CES」に出展企業を奪われつつあり、19年はアウディとBMW、ダイムラーの独高級車メーカーがそろって新型車の発表を見送った。会期中に発表される新型車は約30車種と、18年から半減する見通し。北米ショーは20年からは6月に時期をずらして開催することが決まっている。

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