2019年9月16日(月)
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進退かかる稀勢、左封じられ黒星発進 大相撲初場所

2019/1/13 22:53
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横綱昇進後に数々の苦杯をなめてきた再現VTRを見るように、稀勢の里はまたもや頼みの左を封じ込まれた。

稀勢の里(左)が押し出しで御嶽海に敗れる

稀勢の里(左)が押し出しで御嶽海に敗れる

踏み込んだ立ち合いは悪くなかった。が、そこからの攻めは見透かされていた。「左を差させないようにした? そこだけ意識してやった」と御嶽海は脇を固めて右からおっつけた。左を強引にねじ込もうとする横綱に対し、御嶽海は頭をつけて徹底して絞り上げる。

稀勢の里は窮屈な体勢を強いられた上に腰高に。左がダメなら右で打開したかったが、相手の左を抱えるばかりで攻め手が乏しい。さらに左を巻き替えられた。まだ土俵際ではなく体勢を立て直す好機でもあったが、ここで見せたのが窮余の突き落とし。結果的に相手を呼び込んでしまい、あっけなく押し出された。

先場所は横綱として87年ぶりとなる初日から4連敗、横綱審議委員会に「激励」を決議された。「チャンスを下さい」と並々ならぬ覚悟で進退をかけたが、負けるべくして負ける最悪のスタート。昨年9月の秋場所千秋楽から続く連敗(不戦敗除く)は6に伸び、貴乃花の1999年のワースト記録(49年夏場所以降)の7に迫る不名誉な数字となった。

横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)が「場所を全うできるのか不安になる」と指摘したように、このまま黒星が並べば、最高位として近く決断を迫られるだろう。支度部屋で何度も首をひねった稀勢の里だが、気力は衰えていない様子だった。「ここからという気持ちか? うん、そうだね」とうなずいた。(金子英介)

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