2019年1月18日(金)

ベネズエラ野党、「暫定大統領」選出 政権に対抗

中南米
2019/1/12 8:30
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【サンパウロ=外山尚之】混乱が続く南米ベネズエラで11日、野党が多数派を占める国会のフアン・グアイド議長がマドゥロ大統領の正当性を認めないとして、「暫定大統領」に就任したと宣言した。米国のほか中南米の主要国がマドゥロ政権を認めない中、グアイド氏は国際社会の支持を取り付ける狙いだ。

暫定大統領への就任を宣言したフアン・グアイド国会議長(10日、カラカス)=ロイター

グアイド氏は「マドゥロが強奪者であることは疑いない」として、10日のマドゥロ氏の就任は憲法に違反しており、無効だと主張。憲法の規定に従って自身が暫定大統領に就任したと発表した。グアイド氏は「国際社会などに対し、我々を支援するように呼びかける」と述べた。

マドゥロ氏は昨年5月、主要野党を排除した上で大統領選を強行し、当選した。野党が過半数を占める国会は選挙結果を認めていないため、10日の就任式ではマドゥロ氏は憲法で定められた議会ではなく、最高裁で宣誓した。

今後は国際社会の対応が焦点となる。南北アメリカ諸国で構成する米州機構(OAS)のアルマグロ事務総長はグアイド氏を支援すると表明した。米国や欧州連合(EU)のほか、ペルーやカナダなど米州諸国で構成する「リマ・グループ」はマドゥロ政権を認めておらず、大統領選のやり直しを求めている。

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