2019年5月23日(木)

和牛の肉質、画像解析で評価 帯広畜産大発ベンチャー

2019/1/11 22:00
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帯広畜産大学発ベンチャーのMIJ labo(北海道帯広市)は11日、霜降り和牛の肉の品質を評価する新しいサービスを始めたと発表した。牛枝肉の断面を専用装置で撮影。撮った画像を解析して肉質を評価する。従来は専門員が目視で行っていた作業を自動化し、省力化と品質の安定評価につなげる。肉質の解析事業を柱に2022年に約2億円の売り上げを見込む。

牛肉の品質を評価するサービスを始めた帯広畜産大発ベンチャー

システムは専用の撮影装置と画像を解析するソフトウエアで構成。肉の霜降りの面積や色合いなどから品質や等級の判定に使う。牛枝肉の断面をカメラで撮影し、画像の角度や明るさを補正してデータベースに蓄積する。クラウド上で画像を閲覧したり、人工知能(AI)を活用して解析の精度や速度を高めて目的のデータを自動抽出したりできる。

システムを畜産業者や食肉の流通加工会社とつないで画像データを共有することで、生産履歴の管理や業者間取引を効率化させる使い方を想定している。撮影装置の販売価格は約500万円で、解析費用は1件あたり1000円。畜産関連の試験機関や食肉の流通加工業者などに売り込む。

同社は18年11月設立で、資本金は980万円。鹿野淳代表取締役や帯広畜産大の口田圭吾教授ら幹部が個人出資した。同大の井上昇副学長は「大学の研究シーズを活用し、地域社会や関連産業への貢献につなげていきたい」と語った。

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