2019年3月24日(日)

ミャンマーの裁判所、ロイター記者の控訴棄却

東南アジア
2019/1/11 18:04
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【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害の取材をめぐり、ロイター通信の記者2人が国家機密法違反に問われた事件の控訴審判決で、ヤンゴン管区高等裁判所は11日、禁錮7年とする一審判決を支持しロイター記者側の控訴を棄却した。

11日、ヤンゴン管区高等裁判所前で取材に応じるロイター通信記者の弁護士

ロイター記者2人は、2017年8月のロヒンギャ系武装集団と治安部隊の衝突で、現地の村で起きたロヒンギャ住民の虐殺事件を取材。同年12月、取材先の警察官と面会した直後に機密情報を収集した疑いで逮捕された。18年9月の一審で有罪判決を受けた。

弁護側は、文書の内容は公知の事実で機密情報に該当せず、逮捕はワナだったとして無罪を主張した。欧米や国連は、報道の自由が十分保護されていないとしてミャンマー政府に懸念を表明している。

判決後に取材に応じた弁護団は「ミャンマーにおける表現の自由を後退させかねない」と述べた。最高裁への上告は「本人や家族と相談して判断する」と語った。

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