台湾蔡総統、蘇・新行政院長を発表 内閣が総辞職

2019/1/11 11:11
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【台北=伊原健作】台湾の行政院(内閣)は11日午前に臨時閣議を開き、頼清徳・行政院長(首相)の内閣が総辞職した。昨年11月の統一地方選で与党・民主進歩党が大敗した責任を取る。蔡英文総統は同日記者会見し、後任の行政院長に党の重鎮で、かつて陳水扁政権時代にも行政院長を務めた蘇貞昌氏(71)を起用すると発表。内閣を刷新し、約1年後の総統選に向け巻き返しを図る。

蔡氏は総統府で頼・蘇氏とそろって記者会見した。蔡氏は頼氏の貢献に感謝を示したうえで、後任の蘇氏を「台湾をより強くするための経験と気迫がある」と紹介した。蔡氏とは12年の総統選を巡り激しい候補者争いとなり、関係は近くないとみられてきた。蔡氏は側近の起用をあえて避けることで刷新を強く打ち出す狙いとみられる。

頼氏は民進党のエースで、人気が低迷する蔡政権の浮揚の切り札として2017年9月に行政院長に就任した。ただ年金改革などの政策に支持が高まらず、地方選で与党は大敗し、引責辞任する意向を示していた。約1年後の総統選への出馬を目指すかが注目を集めている。

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