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吉野家HD、5年ぶり最終赤字15億円 3~11月期

減損や人件費増などで

直近の既存店売上高は振るわない(東京都内の店舗)

吉野家ホールディングス(HD)が10日発表した2018年3~11月期連結決算は、最終損益が15億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)だった。同期間の赤字は5年ぶり。国内外の不採算店を閉鎖した影響などで6億円強の減損損失が発生。主力の「吉野家」の既存店売上高は増えたが、人手不足による人件費増も響いた。

売上高は前年同期比2%増の1500億円だった。吉野家の「牛すき鍋膳」など単価が高い季節商品が伸び、同期間の既存店売上高は2.7%増えた。うどん店「はなまるうどん」も新規出店効果などで増収だった。ただ競争激化や消費者の節約志向を背景に、しゃぶしゃぶ・ステーキ店を手掛ける子会社が低迷。吉野家の売上高も従来計画には届かなかった。

人件費の高騰も響き、営業損益は5億6200万円の赤字(前年同期は25億円の黒字)に転落した。シンガポールの吉野家を閉鎖したことなどで減損損失が発生した。

19年2月期の連結業績見通しは、売上高で前期比3%増の2050億円、最終損益で11億円の赤字(前期は14億円の黒字)という従来予想を据え置いた。だが売上高の伸び悩みや人件費などが収益を圧迫しており業績は従来計画を下回る水準で推移しているという。

会社側は予想を据え置いた理由について「稼ぎ時である第4四半期(18年12月~19年2月期)の動向を見極めたい」と話す。3~11月期の最終赤字額は年間の赤字額を上回っており、計画達成には第4四半期の最終黒字が必須だ。吉野家では客数と客単価を高めるためのキャンペーンを実施する方針だ。

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