2019年3月21日(木)

台湾ラーガン、18年10~12月の純利益25%減 スマホレンズ不調

貿易摩擦
エレクトロニクス
中国・台湾
アジアBiz
2019/1/10 19:04
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【台北=伊原健作】スマートフォン(スマホ)向け光学レンズの世界最大手、台湾の大立光電(ラーガン・プレシジョン)が10日に発表した2018年10~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比25%減の64億台湾ドル(約220億円)だった。顧客の米アップルや中国勢のスマホの販売不調の影響が鮮明となった。

売上高は23%減の124億台湾ドルだった。同社はスマホなどのカメラに使うレンズが主力だ。同日の決算発表の電話会議で、林恩平・最高経営責任者(CEO)は「顧客が販売不振で(レンズの)注文を下方修正している」と語った。

売上高のうちアップル向けの比率は約4割で、5割強は中国勢が占める。販売不振はアップルのiPhoneだけでなく中国メーカーも含んでいるもようだ。

ラーガンの18年の業績は前半は好調だったが、後半から失速が鮮明だ。18年12月期通期の純利益は前の期比6%減の243億台湾ドルと、2年ぶりの減益となった。

米中貿易戦争の影響で、19年のIT(情報技術)景気は変調の兆しが一段と強まりそうだ。林氏は1月の売上高は昨年12月と同様の低迷が続き、2月はさらに悪化するとの見通しも明らかにした。

スマホ市場の成長力の陰りを受け、ラーガンは車載向けなど新分野の開拓を急ぐ考え。ただ林氏は「需要の規模はまだ大きくない」と説明し、当面は厳しい状況が続く可能性も示唆した。

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