2019年1月20日(日)

阿波おどり 総踊り復活は「条件付き」 踊り手代表

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中国・四国
2019/1/10 18:36
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徳島市の阿波おどり事業を主催する実行委員会は10日開いた会合で、阿波おどり振興協会に対し今年は「総踊り」を演舞場で実施してもらうなどの協力を要請した。実行委に招かれた振興協会の山田実理事長は「総論としては受け入れる」と語り、条件付きながらも協力する意向を示した。

阿波おどり実行委員会会合で、今年の「総踊り」への協力要請を大筋で了承した山田実・阿波おどり振興協会理事長(徳島市)

実行委は昨年の演出方法の変更で「総踊り」中止を決定。これに不満を持った振興協会と対立が深まっていた。実行委は山田理事長に対して、前夜祭、選抜阿波おどり、有料演舞場へ踊り込む順番の作成への協力を求めたほか、「総踊り」は4つの演舞場全てでの日替わり実施を要請した。

山田理事長は「踊り手として阿波おどりの盛り上げに協力は惜しまない」と発言。ただ、「総踊り」に関しては「これまで実施してきた南内町演舞場とは広さやカーブなど環境が違う」などと主張。「条件整備が必要だ」と全面的な協力に対しては保留の態度を示した。今後、振興協会に所属する踊り子団体(連)の会合で諮った上で態度を決めるとみられる。

今年は「総踊り」中止などによる混乱から有料観覧席のチケット販売の不振が響き、赤字が2500万円超に拡大。阿波おどり事業を検証している有識者会議で「総踊りは阿波おどりの魅力向上には必要」とする意見が出たことから、実行委は対立していた振興協会を会合に招いた。実行委に振興協会幹部が参加するのは初めて。

山田理事長は「運営や演出に関する振興協会の意見を聞いてもらえる場は作ってもらえるのか」と実行委会合で問うたが、これに対して実行委側は明確な回答を避けた。

山田理事長は会合後に記者団の質問に答え、「総踊りで協力するのかどうかは、昨年なぜ中止の判断に至ったのかの詳細を明らかにすることも条件の1つだ」と語った。

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