2019年3月22日(金)

ヤマトとベル、「空飛ぶトラック」2025年までに導入

CES
自動車・機械
サービス・食品
2019/1/10 11:36
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【ラスベガス=押切智義】ヤマトホールディングスは米ヘリコプター製造大手のベル・ヘリコプターと共同開発する無人輸送機を2025年までに配送サービスで導入する考えを示した。大型機の場合、最大積載量は約450キロとなり、「空飛ぶトラック」として活用していく。無人でかつ輸送スピードも速いという特徴を生かし、物流効率化につなげたい考えだ。

米ラスベガスで開催中の家電・技術見本市「CES」で、ヤマトの牧浦真司常務執行役員が語った。開発中の輸送機は電動垂直離着陸型機(eVTOL)と呼ばれ、ドローンと飛行機の中間のサイズに当たる。機体の中央にあるポッドに荷物を入れ、時速160キロで空中を無人で移動する。数十から数百キロメートルの中距離を飛ぶ、新たな輸送手段として想定している。

人手不足が課題となる物流業界にとって効率化は喫緊の課題。牧浦常務は「これまでの陸の輸送網に加え、新たな手段が増えることで、物流の最適化につなげることができる」と語った。今年夏には米国でベルと共同で実証実験を開始する予定で、事業モデルの構築や規制の課題をクリアしながら、実装につなげる。

今回のCESでは無人で垂直離着陸するなどの特性を備えた「空飛ぶクルマ」の展示が相次いでいる。ベルは無人輸送機のほか、5人乗りの人員輸送機も展示。無人で200キロほどの速度で移動する仕組みで、20年代半ばの実用化を目指している。デロイトトーマツ・コンサルティングによれば空飛ぶクルマの世界の潜在需要は大きく、人の移動で9兆円、モノの移動まで含めると240兆円以上に上るという。

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