2019年3月21日(木)

サッカー

後半逆転の日本、薄氷の初戦 アジア杯サッカー

2019/1/9 23:30
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森保ジャパンから、これまであふれていたダイナミズムが消えた。

両サイドにボールが入ると行き止まり。後ろに戻される。前に入ってまた止まり、また戻る。その繰り返し。前半はトルクメニスタンの人垣の外側をボールが緩やかに巡回するだけだった。

後半、同点ゴールを決める大迫(中央)=共同

後半、同点ゴールを決める大迫(中央)=共同

9人がかりの2層ブロックをがっちり固められ、容易に崩せない。各駅停車を続けるうちに、相手の術中にはまった。あけすけな攻めを切り返されて、ペナルティーエリアの外からゴールを射抜かれて失点。

ドリブルで打開の糸口となっていた中島1人が抜けただけで、サッカーが静的になったとは一概には言えまい。ただボランチに入った冨安は、本職がCBで攻めに出るのは得意でなく、柴崎もパスをさばくタイプ。中攻めに厚みがなく左右からも仕掛けない、では何も始まらない。

ハーフタイムを挟み、さすがに日本の目が覚めた。冨安が持ち場を捨てて前へ出て、原口がDFの密集するエリアにくさびを打ち込む。その原口のパスから大迫が金庫をこじ開けた。堂安が決めたダメ押しの3点目になって、トントンと小気味よく日本らしいワンタッチパスの連なりがやっと姿を現した。

「先制されても、選手がチームとして戦いつづけてくれた」。拙戦の直後、森保監督はあえてポジティブな言葉を残している。大事にいこうとするあまり、臆病になるのもサッカー。その教訓と勝ち点3のどちらも得た点では、悪くない初戦だったといえようか。

(岸名章友)

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